宮永愛子 海をよむ 展 : ZENBI 鍵善良房 KAGIZEN ART MUSAUM
猫や小鳥、日常で目にするような風景、だけどそれらは透明でそれだけでそこが異空間となる。
ガラスやナフタリンでかたどったオブジェ等々を制作されている作家宮永愛子さん。
ナフタリン?あの防虫剤に使われる?どんな作品だろうと俄然興味がわきました。何よりモチーフとなったモノの型取りは私にも馴染みのある陶芸用の石膏型。宮永さんのご実家は京都の窯元なのです。
ナフタリンで作られた作品は時間とともに昇華するので、ケースに入っているのですが、その過程で壁面に結晶が付着してモチーフがまるで雪中に佇んでいるかのよう。
今回は展示されていなかったのだけど、靴やハイヒール、トランクの中に入った鍵、大きな額縁、これらの作品は眺めているとどんどん物語が流れ出してくるかのよう。見も知らぬ人の名もなき物語。
見た目が透明だからと言うわけでなく、透明感があって一見儚く見えるけれど、静かに力強くそこに存在している。
そしてタイトルが心地よい。
作品だけでなく宮永さんの言葉にも心惹かれる。文字も透明感で溢れていて、私も”くぼみ”の中にある”海”が見えたように思う。
余談ですが、石膏型にガラスを流し込んだ作品はどうやって作るんだろう?ご本人に聞けたらいいのにな、、いらっしゃるわけもないし、、と振り返ったらなんといらっしゃった!おそらくご友人が来られててたまたまだったのだと思います。厚かましくもお声掛けさせていただいて、手法までお尋ねしてしまいました。展覧会の会場でご本人に遭遇できるなんて私って持ってる(笑)
その節はご丁寧に対応していただきありがとうございました。
またこの会場になかった作品も拝見したいです☆
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