『C’MON C’MON』映画好きな人と繋がりたい☆

『C’MON C’MON』
ホアキン・フェニックス主演、マイク・ミルズ監督映画。
CG全盛期にあって全編白黒映画。

ホアキン・フェニックス演じるラジオジャーナリストのジョニーは妹が家を留守にする間、９歳の甥・ジェシーを預かる事になる。想定外の事が次々と巻き起こり、戸惑いや互いを理解できず起こる衝突。それでも互いに向き合い、二人の絆を見出していく物語。
ものすごく感動するとか、衝撃の結末があるというのではないけれど、モノクロの画面から言葉が溢れだしている、そんな映画。
大人とか子どもとか関係なく、1人の人間として対話することで、年齢とか立場とかそう言ったものを飛び越えて深い絆、関係が築かれていくのだなと。
アメリカ各地の子どもたちのインタビューでの言葉は、前向きで時に鋭く、このたいへんな世の中にしてまだまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれた。
それに私の日常から共感できる部分はわりとあると感じた。教室に来る子どもたちとの接し方を思うとジェシーの行動は何となくわかる。ジョニーよりもジェシー寄りの言動で接してるかな。意識してのことではないけれど。おかげで「先生は私の先生だけど、友だちでもある」と言われてしまうのだけど(笑)
“カモンカモン”良い映画でした。