「日本美術の鉱脈展」大阪中之島美術館
いつの日か”国宝”になる!やもしれない作品の数々。今や誰もが知る若冲も2000年以前はそれほど一般的には知られていなかったとか。今回目にした作品が未来の国宝になったら楽しいですね。
タイトルの「ナンジャコリャ連発」は百聞は一見に如かず、観ると確かに思わずそうつぶやいてしまいます(笑)
まずキャプションが面白い。作品によってはディスってる?ってツッコミを入れたくなるものも。私のお気に入りは「築島物語絵巻」ちなみにこのキャプションは”字ウマいのに絵はヘタ”確かに達筆な字体と絵のバランス?!とは思いましたが…ヘタというよりポップでイラストのようでほのぼのとさせられる絵でした。後、原田直次郎作の「素戔嗚尊八岐大蛇退治画稿」まさにタイトル通りの油彩画なのですがキャンパスの隅から突如それを破って犬が飛び出してる絵なのです。なんの脈略もなく時空を超えてやってきたかのようでどういうこと??って作者に尋ねたいくらいです。その他にもそういうのアリ?って言いたくなるような作品多数。クスリと笑える鉱脈だらけの作品展でした。