ハコタビ① (建築物探訪の旅)
下瀬美術館:坂茂氏設計
まず目を引くのは、アイコニックな異なるカラーガラスで覆われたキューブ型の可動展示室。造船技術を用いたもので、水盤の上に乗っているので水位を増すと浮力で配置を変えられ、それは7パターンもあるとのこと。
中に入ると真っ白な空間にそれぞれテーマ毎にコレクションの展示がなされているのだけど、どのキューブも私が入った時は貸し切りで時にスタッフの方のいない部屋もあり、なんとも贅沢な非日常の時間を過ごすことができた。
エントランスは大きな木の下にいるような、ヒノキの集成材の梁が傘型に広がった特徴的な空間です。
建物全体はミラーガラス・スクリーンに覆われていて、可動展示室や瀬戸内海、館内のランドスケープを映し出して、より広がりを感じます。
海までずいぶん距離があるのに地続きで直ぐ側に海があるような構造も面白かったです。
その他レストランやヴィラもあり宿泊してみたかったけど満室とのことで残念でした。